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知識をつけよう

組合用語集


労働組合の作る新聞や役員のあいさつの中には、見慣れない、聞きなれない言葉が数多く使われています。慣れてしまえば、あたりまえのように使ってしまいますが、他人からは「あやしげな団体」と間違われることもあるようです。 ここでは、そんな組合用語を紹介します。マスターすれば、あなたも立派な業界人になれるでしょう。現役組合役員の皆さんへ、あまり多用すると組合員から嫌われますよ。ご注意ください。


初級編中級編上級編

初級編

超初級編です(これを使ったことのない役員はいないでしょう)

用 語 意 味
労組(ろうそ) 労働組合の略。組合という場合もある。
単組(たんそ) 企業の単位 でつくる、単位労働組合の略。
産別(さんべつ) 同じ産業の単組が集まってつくる、産業別 労働組合の略。
賃金(ちんぎん) 世間では給料、給与ですが、組合ではこう呼ぶ。金をぎんとよぶのは賃金と書くときだけらしい。
賃上げ(ちんあげ) 賃金を上げること。
一時金(いちじきん) ボーナス、賞与のこと。
時短(じたん) 労働時間短縮の略。これは一般 的にも使いそう。
時割(じわり) 時間外割増賃金率の略。割賃と書くときもある。
妥結(だけつ) 話し合いがまとまったこと。春季生活交渉が妥結しましたと使う。
交渉(こうしょう) 会社と話し合うこと。
春闘(しゅんとう) 春季生活闘争の略。
闘争(とうそう) 闘い争うこと。交渉のほうがやわらかく感じる。
団結(だんけつ) 仲間が集まり行動すること。集会の最後に団結ガンバローと盛り上げる。
連帯(れんたい) 仲間が集まり協力すること。あいさつ中に連帯のあいさつとしますと出てくる。
中執(ちゅうしつ) 中央執行委員会、中央執行委員の略。会社でいうと取締役会に近い。

中級編

用 語 意 味
最賃(さいちん) 最低賃金の略。地域別 、産業別、企業内と種類がある。
定昇(ていしょう) 定期昇給の略。毎年賃金が決まった割合で増えることが決まっていること。
ベア ベースアップの略。賃上げから定昇分を引いたもの。本当の意味での賃上げ。
賃金カーブ 賃金をタテ軸、年令等をヨコ軸にし、描かれたカーブをいう。
職討(しょくとう) 職場討議の略。職場単位 で意見交換をすること。
オルグ オルガナイザーの略。組合(職場・組合員)に出向き、指導したり、活動すること。
育休(いくきゅう) 育児休業の略。10年ぐらい前から使われるようになった、新しい言葉。
標労(ひょうろう) 標準労働者の略。ポイント労働者。全体として平均的位 置の労働者を定めたもの。
モデル モデル賃金、一時金、退職金などで表現される。一般 的には標準的な労働者を言うが、 理論モデルと実在者モデル等がある。
所定内賃金(しょていないちんぎん) 毎月、決まって支払われる給料のこと。所定内以外は所定外賃金とよばれる。
労基法(ろうきほう) 労働基準法の略。雇われて働く人は、この法律が適用される。
労組法(ろうそほう) 労働組合法の略。労働組合の活動はこの法律に沿って行われる。
36協定(さぶろくきょうてい) 時間外協定のこと。労基法第36条からこう呼ばれる。

上級編

用 語 意 味
不払い残業 世間ではサービス残業と呼ばれているが、組合側からはこう呼ぶ。要するに、残業しても賃金が支払われていない時間のこと。
ワークシェアリング 直訳は「仕事の分かち合い」。社会全体で働き方を見直すことによって、雇用を拡大したり、個々のライフスタイルを見直すこと。
ワークルール 働く上で必要な法律。 均等待遇 労働基準法の第3条。性別や国籍などによって労働条件を変えてはいけないこと。
同一労働同一賃金 均等待遇の賃金部分を表現。
ポジティブアクション 男女の均等な機会および待遇の確保の支障となっている事情を解消することを目的とした取り組み。
ミニマム(運動) 最低限のこと。交渉時などの、最低ライン。
日本経団連 社) 日本経済団体連合会の略。2002年5月にそれまでの経済団体連合会(経団連)と日本経営者団体連盟(日経連)が統合して発足。
中労委 中央労働委員会の略。都道府県単位では地労委(地方労働委員会)がある。 労働組合等と企業等との間の紛争解決を手助けする国の機関。
みなし労働 実労働時間が把握しにくい場合、労使で時間を決め、その時間働いたとみなす働き方。営業など、職場外での労働が多い場合の「事業所外労働」研究、開発など本人の裁量が多い場合の「裁量労働」がある。

※この講座は順次ページを増やしていきます。


これも、組合用語というものがあればメールでお知らせ下さい。info@jcw-u.or.jp